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Didger (ディジャー)
製品概要
製品概要 新しい機能

Didger 製品概要

  1. ディジタイズのオプション
  2. 多様性
  3. 画像の処理
  4. 地理座標情報の処理
  5. ベクトルマップとデータファイル
  6. 図法とデータ、座標の変換オプション
  7. Surferとの互換性
  8. 主な編集機能
  9. 入出力フォーマット

ディジタイズのオプション

ディジタル化は、通常、航空写真や衛星画像、スキャンした地図など、紙の地図やグラフ、ログ、画像から始まります。Didger は、ソースとなる文書からディジタルのベクトルデータを簡単に、かつ完璧に取り出すことが可能です。Didger は、4通りの方法でテキスト、位置、折れ線、多角形、矩形、円、スプラインなどのディジタイズが行えます。

  1. 自動ディジタイズ
    Didger は、ラスターデータをベクターデータに自動的に変換する優れたディジタイズ機能を備えています。すなわち、コマンド一つでスキャンした地図、画像の変換、ベクトル形式での保存が、素早く高品質に行えます。マニュアルでディジタイズするときの手間と不正確から、逃れることができます。読み込まれたラインや多角形は、確認や編集ができるように、元のデータの上に表示されます。またベクトル化する際に、様々なオプション設定を施すことができます。
    地理座標情報をもつ USGS ラスター画像を Didger4 にインポート (左) 。等高線が検出され、自動的に赤い多角形データとしてベクトルかされます (右) 。

  2. マニュアルによるディジタイズ
    インポートされたベクトルファイルまたは画像ファイルを、マニュアル操作でディジタイズすることもできます。注意深くディジタイズすることは容易ではありません。しかしながら、Didger ではマウスでスクリーン上のオブジェクトをなぞるだけです。ディジタイジング中にズームイン/アウト、パンが行えるので、精密なディタイズが可能です。
    この例では、北カリフォルニアのモドック高原の境界線が青色でディタイズされています。

  3. タブレットによるディジタイズ
    Wintab32 互換のタブレットを使用して、ディジタイズすることができます。ほとんどのタブレットが、Didgerで使用できます。タブレットを紙文書の上に置き、座標を認識するためにタブレットのキャリブレーションを行えば、すぐディジタイズが実行できます。
    紙文書をタブレットと座標入力器、スタイラスペンを使ってディジタイズすることができます。

  4. GPSによるディジタイズ
    シリアルポートに接続した NMEA 互換 GPS を使って、ディジタイズすることができます。GPS と Didger との通信が確立されれば、地図を使ってディジタイズできるようになります。GPS が、移動経路を地図上に再現してくれます。すなわち、GPS ユニットを用いて現在位置を把握し、位置や壁、道路、川、下水路、並木、畑の境界、経路などをリアルタイムで地図上に入力するができます。
    GPS 端末を使って、位置、折れ線、多角形をディジタイズすることが可能です。現在の標高、衛星の位置を参照して、GPS から送られてきた生データを表示することができます。

多様性

  • 互換性
    Didger は、非常にフレキシビリティに富んでいます。インポートで 40 種類、エクスポートで 25 種類ものファイル形式に対応しています。一つのプロジェクトに複数のベクトルデータ、画像ファイルをインポートし、非常に大きな領域にも対応することができます。ファイルはそれぞれの座標に基づいて、並べられます。マルチライン LAS ファイル形式での入出力、PDF へのエクスポート、地図とリンクされた html ファイルの作成なども可能です。

  • オブジェクトの編集
    ディジタルデータの作成だけでなく、簡単かつ効率的に編集可能なことも非常に重要なポイントです。クリックするだけで色、線のスタイル、塗りつぶしパターン、シンボルのサイズ、フォントのプロパティなどが変更できます。折れ線は、移動、結合、再サンプリング、分割、削除、装飾、色、ラベルなどの設定が可能です。ポリゴン編集ツールを使って、折れ線から閉じた多角形を作り出すことも可能です。ポイントデータから折れ線に、折れ線から多角形に、またその逆も可能です。オブジェクトは不可視設定もできるので、必要なものだけが表示されている地図を作成することができます。オブジェクト毎に最大 256 の識別用属性を設定することが可能です。

  • レイヤー
    インポートしたデータ別にレイヤーを作成し、ひとつのプロジェクトとしてまとめることができます。レイヤーマネージャーを使用すえれば、レイヤーの作成だけでなく、レイヤー間でのオブジェクトの移動、レイヤー名の変更、レイヤーの可視/不可視設定、ロックなどが簡単に行えます。従来よりもさらに簡単に操作が可能です。
    独立したコンポーネントをレイヤーにして一つにまとめることができます。レイヤーマネージャーを使って、簡単にレイヤーのプロパティの設定が行えます。

画像の処理

航空写真、スキャンした地図データ、ロゴマークなど、どのような画像データでも、Didger は簡単に取り扱うことができます。

  • 内蔵の WMS ブラウザでオンラインマップをダウンロード (→関連:オンラインマップのダウンロード)
    Didger に新たに内蔵された WMS ブラウザを使えば、オンラインで利用できる様々なウェブマッパーサーバー (WMS) にアクセスし、レイヤーとなる画像をそこからダウンロードすることで、プロジェクトに目を見張るようなベースマップを作成することができます。Didger からオンラインのデータソースに接続し、そこから興味のあるレイヤーをダウンロードして、現在のプロジェクト内のマップで使用されている投射系や座標系とダウンロードした画像がぴったり一致するようシームレスに取り込むことができます。


  • フレキシビリティに富んだインポート機能
    1枚の画像をインポートするのも、複数の組合せ画像をインポートするのも、Didger では同じくらい簡単です。インポートした地理座標情報画像は、自動的に適切な位置に配置され、その他の画像と重ね合わせることができます。重ね合わせは、マウスのドラッグ&ドロップで行うことができます。これにより例えば、作業中のプロジェクトに WMS ブラウザの地理座標情報画像をインポートし、さらに航空写真を重ね合わせた上、会社のロゴマークや説明文などを入れて1枚の画像を作成することが可能です。

  • 画像のトリミング
    Didger は、多機能なトリミング機能を持っています。複数の USGS DRG ファイルを読み込み、特定領域をトリミングした上、自動的に 1枚のマップに合成してくれます。また作図した領域を使って、トリミングすることもできます。トリミングを間違えたり、あるいは全体を見たいときには、ただちに元に戻すことができます。また大きな画像データをトリミングして、小さなデータに変換することも可能です。
    隣接する 2枚の USGS DRG ファイルをインポートし、トリミングを施します (左図の青線) 。それぞれの領域が切り取られ、1枚のデータに合成されます (右図) 。

  • 強力な画像処理機能
    インポートした画像は、様々な画像編集ツールを使って加工することができます。背後のオブジェクトを見えるようにするため、最大 256 色まで透明の設定ができるほか、選択した色の塗り替え、色深度の変更、使用する色数の変更、画像のシャープ処理なども可能です。また、全体を見やするするためにノイズや異常個所の除去、フィルタ機能、コントラスト・明度・彩度の調整が行えます。カラー画像をクレースケールまたは白黒画像に変換して、プログラムの処理スピードを上げることも可能です。

  • 大きな画像の取り扱い
    技術の進歩により、大きな画像データを取り扱うことが当たり前になってきています。Didger は、インポート/エクスポートのために最新の画像処理アルゴリズムを採用しています。またDidger は、MrSID ファイルをダイレクトにインポートすることができます。
    高分解能の MrSID ファイルをダイレクトにインポートすることができます。この例では、分解能 1mの 4枚の MrSID ファイルを読み込んでいます。木や植物の生えている範囲や道路のセンターライン、土地の境界線などの特定に使われます。その他のソフトウェアで使用できるように、DXF や地理座標情報画像としてエクスポートできます。
    大領域の画像の作成、エクスポートが簡単にできます。この例では、17枚の USGS DOQQs ファイルを重ね合わせています。

地理座標情報の処理

Didger を使えば、簡単かつ短時間のうちに、スキャンした画像データなどを実世界の位置座標 (たとえば UTM、State Plane 座標、緯度/経度など) をもったデータに変換することができます。

  • 地理座標情報は、コントロールポイントを使って、または直接位置座標を入力して設定します。画像の上で 3つ以上のポイントを選択し、位置座標 (可能ならば投影法と日付) を入力します。どのポイントの座標もわからない場合は、いくつかポイントを選択し、位置座標情報をもつ他のプロジェクトとリンクさせます。
    キャリブレーションポイントに位置座標を入力し、画像ファイルをクリックするだけで位置座標情報画像にすることができます。

  • Didger は、埋め込まれた位置座標情報がより正確であるようにする様々なオプションを備えています。10 spatial transformation methods は選択すると、もっとも正確な位置座標入力となります。Didger は自動的に2乗平均平方根 (RMS) を計算し、位置座標の誤差をレポートしてくれます。位置座標情報画像が読み込まれたときは、キャリブレーションとピタリと一致するように、画像の歪みを修整します。

  • 位置座標画像を Didger に読み込んだら、ディジタイズ情報など他の画像と重ね合わせたり、別の位置座標情報画像と貼り合わせたりした上、エクスポートすることができます。Didger は、GeoTIFF、Blue Marble RSF、Golden Software GSR、ESRI PRJ および ESRI World ファイル (TFW, JGW) の入出力が可能です。
    位置座標情報の入った衛星写真と等高線図、道路図、そして特定の位置を示す画像を重ね合わせています。
    Didger で作成できるのは、地図だけではありません。スキャン画像あるいはディジタイズデータから、各種グラフやログも作成できます。ここでは、スキャン画像から得たガンマ線カーブを赤でディジタイズし、LAS にエクスポートしています。

 

ベクトルマップとデータファイル

Didger は、様々なベクトルマップとそのデータファイルを読み込むことができます。一つのプロジェクトに複数のベクトルマップまたはデータを読み込んで、広域をカバーすることができます。ファイルは座標に基づいて配置されます。既存のベクトルマップ、あらたにディジタイズデータなどを加えることも可能です。また、ラインのスタイル、オブジェクト ID を変えたり、ラベルを加えたりすることも簡単です。

  • 異なる図法のファイルがいくつかある場合、Didger は最初に読み込んだ図法にすべて変換します。もちろん、プロジェクトの図法をその他の図法に変換することも可能です。
    ランベルト正積図法に 3つのベクトルファイルと一つのデータファイルを読み込んだ例

 

図法とデータ、座標の変換オプション

Didger は簡単に図法の変更や、データファイル、ベクトルファイル、画像ファイルの座標系の変更ができます。例として、ほんの少しの操作で緯度/経度データを State Plane データへ、State Plane データを UTM データに変更したり、また NAD27 形式から NAD83 形式に変換することができます。作業中のプロジェクトに複数のデータをインポートすると、Didger は自動的に作業中のデータと同じ図法に変換してくれます。また、データをそれぞれ異なる図法で保存することも可能です。これまでになくスムーズにデータの統合ができます。

  • Didger は、非常に一般的な 29 の図法をサポートしており、それぞれの設定を変更することができます。また世界中で使用されている 300 種類以上のデータ形式に対応しています。ユーザー定義のデータ形式を追加することも可能です。その場合、80 種類の楕円体の定義の内の 1つを選択するか、独自の楕円体を定義する必要があります。そして Molodensky 変換または Bursa Wolfe データ変換のどちらかを選択します。図法のパラメータとユーザー定義のデータ設定をフィルに保存しておけば、後で簡単に再利用することができます。

  • 図法とデータの変換だけでなく、Didger は数式または地理座標情報を使ってベクトルファイル、データファイルの座標を変換することができます。もし座標系を 50m ずらしたいのなら、プロジェクトのすべての座標に 50m を加算する数式を利用します。X および Y 座標に定数の加減乗除ができます。また、作業中のベクトルファイルで特定のポイントの実座標がわかった場合、特別な地理座標情報処理が行えます。そのポイントをクリックし、座標を入力します。すると、Didgerはその座標系にプロジェクトを更新してくれます。
様々な図法で美しい世界地図を描くことができます。
これはアルベルス正積円錐図法です。

 

Surfer との互換性

様々な形で地図を表現することができます。等高線や 3D データを Didger でディジタイズし、Surfer に送ってワンボタンで 3D サーフェスプロットや DEM ファイルを作ることができます。Didger は Surfer GRD または DEM ファイル形式に簡単に変換ができるので、すべての地図データを Surfer で保存、活用することができます。

ディジタイズして Z値を記録し、等高線マップあるは陰影マップを Surfer で作成します。

 

主な編集機能

  • 座標の変換機能
  • 個々のプロジェクトの可視/不可視設定
  • オブジェクトのスムーズ処理
  • 個々のノードを編集してのオブジェクトの再描画
  • 折れ線の再サンプル、結合、切断、トリム
  • 折れ線から多角形への変換
  • 点から折れ線への変換
  • 折れ線の交差点での切断
  • 折れ線や多角形の交差点の位置データ検出
  • 共有辺を持った折れ線から多角形への変換
  • 近接する多角形あるいはオブジェクトを囲む多角形の自動生成
  • 多角形の中に多角形を作成
  • 選択した多角形の重なりある部分の減算
  • 折れ線を使った多角形の分割
  • 選択したオブジェクトのすべてを囲む多角形の生成
  • IDまたは位置に基づく多角形の生成
  • 折れ線同士の移動
  • 折れ線の上下トリムの移動
  • 複製したオブジェクトまたは折れ線を長さで削除
  • 島と湖の結合、分割、反転
  • ライン、シンボル、塗りつぶし、フォントなどオブジェクトの編集
  • オブジェクトの回転

 

入出力フォーマット

Didgerはさまざまな入出力フォーマットに対応し、他のアプリケーションとのデータや画像のやり取りが簡単です。 最新の情報は、メーカーサイトでご確認ください。

 

  • 空間データフォーマット:GeoTIFF, GeoPDF, TFW, PRJ, GSR, GSR2, RSF
  • 入力フォーマット:10G, AACDB, AIGm ASC, AGR, BLN, BIL, BIP, BIN, BMP, BNA, BSQ, BW, CSV, DAT, DBF, DCX, DXF, 3D DXF, CATD,DDF, DEM, DLG, DTED, E00, ECW, EMF, EPS, Georeferenced TIF, GIF, GPX, GRD, GSB, GSI, HDF, HDR, HGT, JPG, J2000, J2K, JPEG-2000, JPT, LAS, LGO, LGS, MDB, MIF, PCT, PCX, PDF, PGM, PLT, PNG, PNM, PPM, PGM, PBM, RAS, RAW, RGB, RGBA, SEG, SP1, SID, SHP, SLK, TAR, TAR.GZ, TIF, TIFF, TGA, TXT, W??, WMF, WPG, XLS, XLSX, XLSM,X, XIMG ZIP
  • 出力フォーマット:BLN, BMP, BNA, CGM, CSV, DAT, DCX, DXF, 3D DXF, EMF, EPS, Georeferenced TIF, GIF, GSB, GSI, HTM, JPG, J2000, J2K, JPEG-2000, JPT, KML, KMZ, LAS, MIF, PCT, PCX, PDF, PNG, RAS, RGB, RGBA, SEG, SP1, SHP, SUN, TGA, TIF, WMF, XLS, XLSX