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出版品質の科学・技術向けグラフ作成機能は、IGOR Pro の最も基本的な機能です。
IGOR Pro の最も基本の機能は、出版品質の科学・技術向けグラフの作成です。グラフを構成する各要素は、ユーザーや刊行物の厳密な要求に合うように、細く調整することができます。例えば、線の太さを設定する場合、1 ポイントや 1.5 ポイントといった値だけではなく、1.35 ポイントというように細かな設定が可能です。線の種類に関しても、あらかじめ豊富な点線パターンが用意されていますが、点線パターンエディタを使ってユーザー独自のパターンを作成することもできます。科学雑誌や技術書等でふだん目にするほぼすべてのグラフは IGOR で作成可能であり、実際、多くは IGOR を使って作成されています。
同時に、IGOR のグラフは優れた調査ツールでもあります。グラフの更新は極めて早く、何百万のポイントを持つデータでも、スムーズなズームイン、ズームアウト、様々な角度へのパンが可能です。また、他のソフトウェアとは異なり、IGOR は常にユーザーのデータすべてをプロットするため、他のソフトではスキップされてしまうような特徴も見失う心配はありません。IGOR のカーソルは、ユーザーの XY またはイメージデータの値を動的に抽出することが可能で、解析するデータサブセットを特定するために使用できます。タグと呼ばれる高機能なテキスト注釈は、データを変更したり、タグを異なるデータポイントに移動させたりすると、同時に更新されます。グラフウィンドウのサイズを変更した場合には、自動的にウィンドウサイズに最適になるようにグラフが更新されます。
IGOR の 2D グラフは極めてフレキシブルです。作成するグラフのトレース、軸、等高線プロット、イメージ、注釈の数に制限はありません。グラフを他のグラフに埋め込んだり、複数のグラフやテーブル、注釈、画像を埋め込んだページレイアウトを作成することもできます。
柔軟性について言えば、IGOR のイメージプロットは、符号なしバイトから倍精度複素数 (複素数データは自動的にマグニチュード (大きさ) として表示されます) まで、どのようなデータタイプでも使用することができます。対数軸やユーザー定義の X や Y 値を用いれば、ピクセルを不均一間隔にすることも可能です。イメージはトゥルーカラーでも、その他の形式の疑似カラーでも表現できます。範囲外のデータで何が起こっているのかを指定することも可能です。
IGOR のパワフルな描画ツールを用いると、ライン、矢印、長方形、ベジエ曲線、およびその他たくさんの図形で、グラフやページレイアウトに注釈を付けることができます。複数のレイヤーを使用でき、すべてのツールはプログラミング的に使用することも可能です。IGOR の特徴的な点は、描画オブジェクトの座標系を指定できる機能があることです。例えば、バックグラウンドの影の付いたエリアの座標を軸のペアの単位で指定できます。これにより、ズームしたり軸範囲を調整したりしても、影のついたエリアはデータに基づいた正しい位置からずれることはありません。
IGOR の注釈エディタで、正確で高機能なテキスト注釈を作成できます。シンプルな下付き文字や上付き文字を正確かつフレキシブルにレイアウトできるだけではありません。注釈は、フォントやサイズの変更に自動的に応答し、動的にデータ値をインクルードするようにデザインされています。
IGOR の Gizmo と Surface Plotter モジュールを使えば、驚くほど美しい 3D グラフを作成することが可能です。ぜひ、ギャラリーページで “クール” なグラフィックスの数々をご覧ください。
IGOR Pro の 2D グラフには、カスタマイズ性に優れた X-Y (ライン、マーカー、エリアおよび棒) プロット、等高線プロット、イメージプロット、カテゴリプロットなどがあります。これらのグラフ形式のすべて、または、いくつかを、下のグラフのようにひとつのグラフウィンドウ内にまとめて表示することができます。IGOR では、グラフの数やデータのサイズに制限はありません。
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ページレイアウト(または略してレイアウト)は、以下の要素を含んだページを作成することができるウィンドウの一種です。
レイアウトはそれぞれ印刷されるときの 1ページを表します。メモリの許す限り複数のレイアウトを作成することができます。(→ページレイアウトの作成、レイアウトの追加)
以下はレイアウトウィンドウの例です。
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ひとつのページレイアウトが複数のレイヤーを持つことができます。レイアウトレイヤーと呼ばれるレイヤーは、グラフやテーブル、注釈、ピクチャのためのレイヤーです。その他のレイヤーには、描画要素を配置します。ページレイアウトの特徴は、次のとおりです。
テーブルは、ウェーブの入力、修正、または検証に役立ちます。また、テーブルを他のプログラムに画像として書き出したり、ページレイアウトに含めることによって、プレゼンテーションの目的のために使用することもできます。
データのポイント数が少ない場合は、テーブルに直接入力するのが最も簡便であることが多いです。この場合は、最初に新しい空のテーブルを作成します。
データのポイント数が多い場合は、ファイルを IGOR にロードすることがほとんどです。この場合は、テーブルを作成しておく必要はありませんが、ウェーブの内容を検証するためにテーブルに表示することもできます。
IGOR のテーブルは、他のグラフソフトのスプレッドシートと似ていますが同じではありません。大きな違いは、IGOR ではデータがテーブルとは無関係に存在する点です。ユーザーは、テーブルにデータ入力をすることで IGOR のメモリ内に新しいウェーブを作成できます。一度データを入力してしまえば、テーブルは破棄しても構いません。ウェーブは独立してメモリに存在しているため、テーブルを破棄してもウェーブは削除されないからです。テーブルを破棄した後も、ウェーブをグラフまたは新しいテーブルとして再度表示させることができます。
テーブルでは、複数次元のデータを編集できます。ポップアップメニューを使ってテーブルに表示させる次元の組み合わせを変更できます。
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IGOR のドローツールは、ページレイアウトやグラフウィンドウ内で特定の部分を四角形、円、矢印で際立たせたり、簡単な図表を作成するのに用います。これらのドローツールはオブジェクト指向で、高品質のグラフィックを作成するために最適化されています。すべての線の太さとオブジェクトの位置は実際の数値で指定することができます。たとえば、線の太さを 0.76 ポイントに指定することもできます。
ウェーブがグラフに表示されているとき、そのウェーブのデータポイントの削除、追加、修正などの操作を視覚的に行うことができます。また、描画するだけで新しいウェーブを作成することもできます。コントロールパネルウィンドウでは、ドローツールを用いてコントロールの背景をいろどることができます。
IGOR の他の部分と同じように、ドローツールはプログラムからも制御できます。これによって、プログラマが、IGOR のレパートリーに新しいグラフタイプを追加するコードのパッケージを作成することができます。このようなパッケージを作成できるのはプログラマだけですが、使用するのは誰にでもできます。ドローツールはページレイアウト、グラフ、コントロールパネルウィンドウで使用できます。
ドローツールパレットには以下が含まれています:
多角形およびベジエオブジェクトでは、破線や塗りつぶしの色とパターン、矢印を使用することができます。
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注釈は、グラフやページレイアウト中に情報を配置するための特別なオブジェクトです。ほとんどの注釈では、グラフの内容を表示したり、ウェーブの特徴を指摘したり、ウェーブと対応している軸を特定したり、凡例を作成したりするためのテキストが含まれています。 (→凡例の追加、タグの追加) IGOR は、等高線プロットのラベルとして注釈を自動的に作成します。注釈は、等高線プロットやイメージプロットのデータ範囲を色で示すカラースケールを持つこともできます。
注釈には、テキストボックス、凡例、カラースケール、タグの 4タイプがあります。
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「タグ」はテキストボックスに似ていますが、ウェーブの特定のポイントに結合し、そのポイントの情報を記述する動的に更新されるテキストを含むことができます。
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IGOR Pro 6 には、58 種類の組み込みカラーテーブルがあり、疑似カラーイメージやグラフトレースに使用できます。
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ユーザーはグラフ、テーブル、パネルを他のグラフ、パネル、ページレイアウトウィンドウに埋め込むことができます。埋め込まれたウィンドウはサブウィンドウと呼ばれ、取り込んだウィンドウはホストと呼ばれます。サブウィンドウは、階層的な入れ子構造にすることができます。
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以下は、ホストパネルに 2 つのグラフがサブウィンドウとして埋め込まれた例です。
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IGOR Pro では、サーフェイスやボリュームデータを可視化するための様々なツールが用意されています。通常、サーフェイスプロットは、スカラー値の 2 次元分布を描画するワイヤーフレーム、または、塗りつぶされたサーフェイスから成ります。散布図は、3D 空間における任意分布の位置を表します。等値面とボクセルグラムは、3D 空間の中でスカラー値がある一定の値に等しい場所を示します。パラメトリックサーフェイスは、外部パラメータの関数で定義されたサーフェイスの塗りつぶされた形状またはワイヤーフレームです。3D オブジェクトプロットは、たくさんの 3D プリミティブで構成された 3D シーンがレンダリングされたものです。ボリュームスライスは、データの一部を通るスライスをひとつ以上表示することによって 3D データを可視化する時によく使われます。
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IGORで作成したグラフやページレイアウト、テーブルは様々なフォーマットでエクスポートすることが可能です。
上記の画像ファイル形式に加えて、2D グラフウィンドウや 3D ウィンドウから QuickTime ムービーを作成することも可能です。